遅刻繰り返した職員を京都大が懲戒処分 在宅勤務用のシステム使い、間に合っているよう偽装

京都大学

 京都大は19日、遅刻を繰り返した50代の事務職員を戒告の懲戒処分にしたと発表した。在宅勤務用に遠隔で始業開始を申請する就業管理システムを使い、多くの日で間に合っているように装っていたという。

 京大によると、職員は2021年7月~10月、出勤日の半数超で1分以上の遅刻をしていた。遅刻したうち約6割の日で、就業場所以外から同システムに接続するなどして始業開始前に出勤しているように装っていた。また、20年5月~21年6月も遅刻を繰り返していたという。

 職員は遅刻の理由について「体調不良で起きられなかった」と話しているという。職員の所属する部署に相談があり、21年7月から調査していた。

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