[フランクフルト 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのデコス・スペイン中銀総裁は19日、ユーロ圏の経済成長率が予想を下回り、インフレ率が押し下げられる可能性があると述べた。
ユーロ圏経済は少なくとも1年間、停滞しているが、ECBは今年春に経済成長の加速が始まると予想している。
同総裁はマドリードで開催されたイベントで「成長に対するリスクは明らかに下向きだ」と発言。ただ、供給ショックの可能性があるため、インフレに対するリスクは均衡していると述べた。
ECBがデータ次第で6月に利下げを開始する可能性があるとの見方も改めて示した。