和歌山県の公立高校入試・5285人に春が訪れる

和歌山県内の公立高校入試の合格発表が、きょう(19日)行われ、5285人の受検生に春が訪れました。

合格し笑顔の母子(3月19日・和歌山市・県立桐蔭高校)

合格発表は午前10時に各学校で一斉に行われ、このうち、全日制普通科の受検倍率が1・16倍と最も高かった、和歌山市吹上(ふきあげ)の県立桐蔭()(とういん)高校では、合格者の受検番号が掲示されると、自分の番号を見つけた受検生や保護者が、歓声を上げて抱き合ったり、スマートフォンで記念撮影をしたりしながら喜びを表していました。

自分の受検番号をスマートフォンで撮影する受検生

合格した女子生徒は「将来、キャビンアテンダントになりたいので、語学力をアップさせたいです」と希望に満ちた表情で意気込みを語りました。

息子の合格を見届けた海南市下津町(しもつちょう)()の母親は「良かったです。高校でも頑張って欲しい」と安堵の表情を浮かべました。

和歌山県教育委員会によりますと、全日制県立高校は一般選抜で5327人が受検し5199人が合格したほか、スポーツ推薦は88人中86人が合格しました。全日制県立高校の追募集枠は838人です。

定時制県立高校では、一般選抜で172人中171人が合格し、追募集枠は324人です。

また、全日制市立()高校では、一般選抜で256人が受検し245人が合格、スポーツ推薦は受検した15人全員が合格しました。追募集枠はありません。

定時制市立高校では、一般選抜は受検した9人全員が合格し、追募集枠は71人です。

追募集の出願受付は今月(3月)25日、学力検査は今月27日に行われ、合格発表は今月29日の午前10時に行われます。

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