2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震により、北陸地方の広い範囲で大規模な断水や停電が発生しました。今回の災害では、停電は一時最大で約4万8930軒、断水は一時最大で約11万7000軒となり、停電よりも断水の軒数の方が多く、復旧にも時間がかかっているという特徴がみられます。(レスキューナウまとめ)
3月19日現在
・断水は、今回の災害による断水の最大値から90.2%が復旧しています。七尾市が半減しました。
・珠洲市は、今回の災害による断水の最大値から5.4%が復旧しています。他の自治体に比べて、本格的な復旧がはじまっていない状態です。
・停電は、3月15日までにすべて復旧しました。〔能登半島地震〕断水・停電復旧状況の推移(3月15日現在)
・旅館やホテルなどで自立した生活を送る2次避難先は3月上旬から3月末ごろまでとされ、県は仮設住宅や公営住宅などの今後の住居に関する説明をはじめています。断水について厚労省は3月末までに9割強が復旧するとの見通しを発表しています。自治体は遅いところでは4月以降になるとしています。
【参考】東日本大震災(2011年) ライフライン被害の推移
【参考】〔2022年台風15号〕静岡市清水区の断水復旧状況の推移(2022/9/23~10/1)
【参考】〔千葉大規模停電〕復旧状況の推移(2019/9/9~9/24)
【参考】北海道胆振東部地震の際の停電の復旧状況(2018/9/6~9/13)
令和6年能登半島地震から2か月
※ライフラインのデータは、厚生労働省、石川県、北陸電力、自治体の発表をレスキューナウが集計したものを利用しています。いずれも発表当時のものです。
※情報は発信時点のもので、最新の状況と異なる場合があります。