深谷でバンクシー版画展 あす20日まで 売り上げ一部は震災遺児奨学金に

バンクシーの作品を観賞する来場者=深谷市本住町「深谷市民文化会館」

 謎に包まれた世界的なアーティスト、バンクシーの版画を展示・販売するチャリティーイベント「バンクシー版画展」が20日まで、深谷市本住町の市民文化会館で行われている。売り上げの一部は東日本大震災で保護者を亡くした子どもの奨学金支援になる。

 国際ロータリー第2570地区主催。大震災が発生した2011年に生まれた子どもが専門学校や短大、大学を卒業する33年まで支援を続ける。

 バンクシーは、壁などに独特な風刺画を描く現代アート作家として、世界中に物議を醸している。展示している作品はシルクスクリーン版画。これまでに制作した中から新作を中心に約40点を一堂に集めている。世界中が新型コロナウイルスに見舞われていた時に制作した作品「ゲーム・チェンジャー」は、命を救った看護師がヒーローになっている。午前11時~午後5時。入場無料。

 問い合わせは、サロン・ド・ヴェール(電話090.4077.1577、行方さん)へ。

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