閉校する山口市の柚野木小学校 最後の卒業式「前を見て過ごしていきたい」

今年度で閉校する山口市の柚野木小学校では最後の卒業式と学校の閉校式があわせて開かれました。

山口市の柚野木小学校で開かれた卒業式では、6年生の児童2人が卒業証書を受け取りました。

山口市徳地の山あいにある柚木地区。児童数の減少が続き2002年に2つの学校を統合し 現在の柚野木小が開校しました。

しかしいまの児童は6年生2人だけ。学校は今年度をもって閉校します。

(地域の人は)「出る涙が出んようなる時の流れだからね。」

卒業式のあとに開かれた閉校式には卒業生や地域の人などおよそ80人が集まり、柚野木小の校旗を納めました。

最後は地域の人たちと一緒に校歌を斉唱。

惜しまれながら学校の歴史に幕を閉じました。

(柚野木小6年 石川龍成さん)「6年間ずっと柚野木小で過ごしてこれたというのが、とてもうれしいしよかったなとおもった。」

(柚野木小6年 賀屋蔵之佑さん)「柚野木小で過ごした誇りをもって(今後も)過ごしていきたいのと、前を見て過ごしていきたい。」

(卒業生は)「悲しいというのは第1にあるが、楽しかった思い出が多いので、いろんな行事のときとかにこの学校を使ってくれたらうれしい。」

(地域の人は)「この学校を卒業した思い出が残るように大事に残してあげたい。」

2人は春から徳地中学校に通うということです。

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