名物そば対決「信州vs越前」 打ち立てを新幹線で東京駅に運び、食べ比べ 軍配は? 北陸新幹線延伸記念 

左・信州そば 右・越前そば

信州と越前の戦いです。新幹線の敦賀延伸を記念し、長野・福井両県の名物の「そば」を新幹線で運び、東京駅で食べ比べるイベントが開かれました。軍配はどちらに。

先週末、金沢駅から敦賀駅まで開業した北陸新幹線。延伸を記念し、東京駅で長野と福井のある対決が行われました。

つるつるとした喉ごしと豊かな風味が特徴の信州そばに。太めの麺で強い風味や歯ごたえが特徴の越前そば。

両県が誇る名物の「そば」対決です。

19日朝、6時半―。

長野市戸隠のそば店では、イベントで振る舞うそばの準備が進められていました。使用しているのは秋に採れた戸隠産のそば粉。香りや風味には自信を持っています。

たんぼ・小林春樹さん:
「香り高い、のど越しも良くてそば処信州だなって(感じてもらえるそば)。福井のそばもおいしいけど、負けないように頑張る」

JR長野駅、午前8時半―。

(記者リポート)
「けさ、打たれたそばが新幹線に運び込まれました。これから対決の地、東京駅に向かいます」

一方、福井駅でもー。

「越前そば、応援がんばるぞ」

気合を入れていたのは、越前そばの職人と2023年の全国高校生そば打ち選手権で優勝した啓新高校そば部の生徒たち。

朝、職人が打った自慢のそばを携え新幹線に乗り込みました。

こうして東京駅に運ばれてきた2つのそば。まずは、信州そばの応援隊長のタレント・峰竜太さんと、越前そばの応援隊長の啓新高校そば部の生徒がそれぞれの良さをPRです。

峰竜太さん:
「戸隠そばを食べていただいて、信州そばのおいしさをぜひ味わってもらいたい」

啓新高校そば部:
「そば単体でもおいしいですが、大根おろしのピりっとした辛味がアクセントに」

越前そばを実食―。

峰竜太さん:
「越前はガツンと来ますね。大根おろしとネギがインパクトがある」

啓新高校の生徒もー。

啓新高校そば部:
「飲み込むときに、するんと入る感じが、福井のそばと違っておいしい」

結果はー。

峰竜太さん:
「引き分けです。勝敗はつけられません」

乗り換えなしで行き来できるようになった長野と福井。

自慢のそばを食べ比べてみてはいかがでしょうか。

© 株式会社長野放送