隠岐諸島沖で韓国漁船転覆 乗組員1人不明 捜索するも手掛かり見つからず 海上保安庁の巡視船による捜索を終了

17日午前3時15分、韓国海洋警察庁から日本の第八管区海上保安本部に、島根県の隠岐諸島の西98海里(約181km)で、「韓国籍の漁船から遭難警報を受信した、捜索協力願う」旨の依頼がありました。

その後、巡視船えちぜんなどが現場海域に到着し、韓国海洋警察庁などと協力して捜索に当たっていました。

遭難した船は、韓国籍の漁船「DONGHYUN-HO(ドンユン ホ)」9.77トンで、乗組員は6人(船長含む韓国3人、インドネシア2人、ベトナム1人)です。

転覆している状態で、乗組員6人のうち、5人が韓国側で救助されましたが、残り1人のインドネシア人が行方不明となっていました。

捜索するも手掛かりはなく、第八管区海上保安本部は、韓国海洋警察庁と協議し、19日午後6時をもって、海上保安庁の巡視船による捜索を終了したと発表しました。

転覆した船については、韓国海洋警察庁所属船が曳船を実施しましたが、17日午後7時45分ごろ、荒天のため、曳航索が破断し、船体を見失い、現在まで発見されていないということです。

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