消防分団長が490万円着服 茨城・笠間市 通帳を自ら管理 「借金返済に充てた」

笠間市役所本所=笠間市中央

茨城県笠間市は19日、同市友部地区の消防分団長が、地元消防後援会から受けた支援金約490万円を着服していたと発表した。市消防本部と市消防団が調査を進めている。

市消防本部によると、分団長は2022年2月から1年数カ月の間、複数回にわたり分団の預金口座から引き出したり、直接受け取った現金をそのまま着服したりした。分団長は使い道を「借金返済に充てた」と話している。

分団長は同年1月、通帳を管理する団員2人の退団に伴って通帳を預かった。その後、後任の会計担当者から通帳の引き継ぎを何度も求められていたが渡さず、今月16日になって着服したことを自ら報告したという。

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