ロッテはサヨナラ負けも……成長株横山、復活を期す国吉らが開幕一軍へアピール

オープン戦
○ 巨人 3 - 2 ロッテ ●
<3月19日・東京ドーム>

ロッテは19日、巨人とのオープン戦に2-3で敗北。敗れはしたものの、中盤の投手陣の粘投が光った試合となった。

この日の先発・西野勇士は初回から二者連続で四球を出すなど制球に苦しみ、降板までに合計4つの四球を与える少々“らしくない”内容になってしまう。それでも要所をしのぐ投球で4回83球1失点にまとめると、その後は鈴木昭汰、横山陸人、国吉佑樹、中村稔弥がいずれも無失点でバトンを繋いでいく。

援護したい打線は、相手先発の山﨑伊織に5回までわずか1安打に封じられてしまうものの、それでも1点ビハインドの6回に二死から岡大海、新加入のネフタリ・ソトが連打で一・二塁のチャンスを創出すると、ここで3番のグレゴリー・ポランコが適時打を放ち同点に追いつく。

その後は膠着状態が続くも、同点の9回にベテランの荻野貴司が相手ルーキー・西舘勇陽から本塁打を放ち勝ち越しに成功。しかしその裏に6番手の西村天裕が2点を奪われてサヨナラ負けとなった。

最後は西村が崩れたものの、鈴木や中村稔、さらに復活を期す国吉らがアピールに成功した一戦。開幕まで10日を切った中、開幕一軍の座を賭けて枠の争奪戦から抜け出るのは誰なのか。引き続き注目していきたい。

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