【夫婦】夫から妻、妻から夫…パートナーに“カチン”とくる瞬間6つ&対処法

モラルハラスメント(モラハラ)やDVなど強烈な要因でなくても、夫とコミュニケーションをしていて「腹が立つ」「もう離婚したい」と思うようなこと…ありませんか?

逆に、夫は妻とのどんなコミュニケーションに腹を立てているのでしょうか?

この記事では妻から夫、夫から妻へのカチンときたコミュニケーションと、妻ができる対処法についてお伝えします。

妻が夫にカチンときた瞬間3つ

子育てにそれほど関わっていないのに!

「平日は仕事で朝から夜遅くまで家におらず、子どものことは私にほぼ任せっきりの夫。

たまたま早く帰ってきた時、私が子どもに対してきつく怒っていたら、『そんなに怒ることないだろ!』と私を非難。事情もわからないくせに首を突っ込んでこられて、ものすごく腹が立ちました」

対処法

夫が普段それほど子育てに関わっていないワンオペ家庭において、「夫が子育てに余計な口出しをしてくることにイライラする」という声は少なくありません。上記のケースのように、子どもに怒っている時だと尚更かと思います。

とはいえ、家庭に味方はやはり必要です。両親から一緒になって責められたら、味方になってくれる人がいなかったら、子どもは家庭に安らぎや安心感を得られないでしょう。庇ってくれる人がいるから、怒ってくれる人の意見を受け入れる気持ちを持てるという面もあります。

また、この場合“夫婦のコミュニケーション不足”の問題もあるかと思います。夫婦間のコミュニケーションが不足すると、そのぶん母親と子どもの関係性が密になってしまうのです。

夫婦で積極的にコミュニケーションをとり、家庭生活や子どものことについて積極的に話し合う時間を持てば、子育てに関しても今よりも協力し合える関係性に変化していくのではないでしょうか。

義両親の味方をする夫に…

「家の購入を考えていた時、義両親から『うちで同居するか近くに住め』としつこく言われました。

私は子どもたちのことも考えて、今住んでいる近辺で探そうと思っていたのではっきり断っていたのですが、夫が義両親にしつこく言われて染まったのか『親と同居か、近くで家を探すべきだ』と言い始めました。その時の言動はまるで義両親が乗り移ったよう…。

離婚も辞さない覚悟で夫と話し合った結果、夫はちゃんと私の考えを分かってくれて、無事希望通りの場所に家を購入できました」

対処法

夫の両親(義両親)とのコミュニケーションで悩んでいる方も多いようです。同居を強要されたり、孫見たさにしつこく家に押しかけてきたり…。

夫が盾になって庇うなど守ってくれそうにないなら、上記のケースのように夫もしくは義両親にはっきりと自分の意見を伝えることが必要になってくるでしょう。

「どうせ分かってくれないし」「私が我慢すればいいだけだから」と妥協して流されてしまっては、きっと後悔することになります。

自分の考えや気持ちを伝えることは勇気のいることですが、伝えなければ伝わることはないのです。

話を聞かない夫にウンザリ

「仕事のことでものすごくストレスが溜まっていて、誰かに聞いてほしくて夫に打ち明けたのに、話をしている最中にスマホをいじり出して、相槌もそのうち打たなくなりました。

仕事のメールの返信でもしているのかなと思って覗き込んでみたら、あろうことかスマホゲームをしていました」

対処法

女性は誰かに話を聴いてもらうだけでスッキリするもの。一番身近な存在である夫には、愚痴ぐらい聴いて共感してほしいですよね。

とはいえ、夫には愚痴はあまり打ち明けないほうがいいかもしれません。言ったところで心から共感を示してくれることはあまりないでしょう。「ただ話を聞いて労ってほしいのに、ドヤ顔で的外れなアドバイスをされてイライラした」というのもよくある話です。

多くの男性は『問題解決思考』型。パートナーから愚痴を打ち明けられると「なんとか解決してあげなくちゃ」「アドバイスしなくちゃ」と考えます。

解決策もアドバイスも求められない、ただの愚痴を聞くのは男性にとって『ストレスがかかる』『退屈な行為』というわけです。

それでもどうしても夫に聞いてもらいたい場合は「あなたに聞いてもらえるとスッキリして、また明日もがんばろうという気になるから」と最初に言ってからにするか、愚痴を聴いてもらった後に「ありがとう、あなたのおかげでスッキリしたわ~」など言うと、夫の話を聞くモチベーションも上がるのではないでしょうか。

夫が妻にカチンときた瞬間3つ

お願い、簡潔に言って!

「時間予測ができないこと。例えば『今日何時に帰ってくる?』と聞いたら、こっちは夜ご飯の準備もあって何時に帰ってくるかを知りたいのに『えっと、これやって、あれやって、それやって…』っていちいち予定を言われます。

『頑張って19時には帰りたい!』とか言って21時に帰って来たことも。希望的な観測ではなく、正確な情報を教えてほしいです」

対処法

結婚生活はとても実際的・現実的な世界です。こと日々の生活に関するコミュニケーションにおいて大切なのは、希望や予想ではなく確かな情報です。

共働き夫婦などで食事の支度も分担している場合、パートナーが帰ってくる時間に合わせて食事を準備している方も多いでしょう。帰る時間や予定はできるだけ正確に告げるようにしたいですね。

また、経過をダラダラと話すのではなく、結論から話すことも心がけましょう。

嫌な上司みたい

「家事や育児に関して妻から教わることが多いのですが、上から目線で冷たい、キツイ。まるで嫌な上司みたい」

対処法

妻にとっては夫の家事のやり方、そして育児は未熟な点が多いかもしれません。

夫のしていることをそばで見ていると、「そんなこともできないの?」「なんでそういう風になるかな!?」とイライラしてしまうこともあるかと思います。

とはいえ言い方には気をつけた方が良さそうです。このケースのように、心の中で「嫌な上司みたいだな」「パワハラだ」などと夫に思われている可能性があります。

『家事ハラ』(家事ハラスメント)という言葉もあります。家事を通じてパートナーを傷つける言動をとることを言います。

家事や育児に関して夫は新入社員。教えるときは、できるだけ優しく丁寧に接してあげましょう。

改善してほしい点がある場合も、優しい口調で、端的に伝えるように。感謝の気持ちや、「すごい!」「さすがだわ~!」などの褒め言葉もマメに伝えてあげましょう。褒められるとやる気やモチベーションが増すものです。

やめてほしい「フキハラ」

「不機嫌になった時、醸し出す空気感がすごいです。仕事から帰って来て妻が不機嫌だったら会社に戻りたくなるぐらい。

眉間に皺を寄せてムッツリした表情で、こちらが話しかけても声のトーンが低くて、これみよがしにため息をついたりする。子どもも怖がっているので本当に勘弁してほしいです」

対処法

パートナーの『フキハラ』(不機嫌ハラスメント)にストレスを抱えている人は少なくありません。妻のフキハラが原因で帰宅恐怖症になってしまうケースもあります。

嫌なことがあった時は気分転換をしてから家族と向き合うなど、自分の機嫌は自分で取れるようにしたいですね。

他ならぬ夫のせいで不機嫌になっている場合もあるでしょう。この場合「察してほしい」「言わなくても分かってほしい」と思うかもしれませんが、やはり言わないと伝わりません。

不機嫌で相手をコントロールしようとするのではなく、言葉で「どうしてほしいか」を伝えて、話し合いで解決することを心がけましょう。

ご紹介したことを参考に、夫への理解やコミュニケーションの改善に繋げていってくださいね。

(ハピママ*/ 黄本 恵子)

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