【インドネシア】大祭手当は一括支給、配車運転手も受給対象[経済]

インドネシア労働省は18日、イスラム教断食明け大祭(レバラン、今年は4月10~11日)前に企業が従業員に支給する宗教大祭手当(THR)について、例年通り大祭の7日前までに一括で支払うよう規定した。配車サービスの運転手もTHRの支給対象とした。

THR支給に関する労相回状を15日付で公布した。THRは、勤続1カ月以上の従業員を対象に、勤続1年以上の場合は固定給の1カ月分、勤続1カ月以上1年未満の場合は、勤続期間に応じて算出した額を支給することが義務付けられている。

同省労使関係育成・社会保障局のインダ局長は18日の会見で、オンライン配車サービスの運転手の雇用形態は「パートナーシップ」であっても、期間限定雇用契約(PKWT)とみなされるため、THRの支給対象になると説明。運転手にTHRを支給するよう、配車サービスプラットフォームの運営企業側とすでに協議をしたと明らかにした。

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