【カンボジア】23年末の公的債務112億米ドル、大半が対外債務[経済]

カンボジア財務経済省によると、2023年末の公的債務は112億4,000万米ドル(約1兆6,800億円)だった。大半を対外債務が占め、通貨別では米ドルが最多だった。地元各紙の電子版が18日までに報じた。

公的債務の内訳は、対外債務が99.5%(111億9,000万米ドル)、国内債務が0.5%。対外債務は2国間開発パートナーからが64%、多国間開発パートナーからが36%。

通貨別では、米ドルが46%、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)が19%、人民元と日本円が11%ずつ、ユーロが7%、カンボジア・リエルとその他が6%。

23年に新たに契約を締結した融資は18億1,000万米ドル(13億3,922万SDR相当)。法定上限である17億SDR相当の79%で、前年比16%減少した。

23年の債務償還額は5億1,970万米ドルとなり前年比12%増加した。内訳は、対外債務が4億9,527万米ドル(元本返済が3億7,967万米ドル、利払いが1億1,560万米ドル)、国内債務が2,444万米ドル(元本返済が2,329万米ドル、利払いが115万米ドル)。

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