道頓堀川からの奇跡の生還を果たした「カーネルおじさん」と人形納めにて別れ。阪神の優勝を見届け役目を終える

ケンタッキーフライドチキン公式X(旧Twitter)アカウント(@KFC_jp )は3月19日、道頓堀からの引き上げ後も15年間大阪を見守り続けていた「おかえり! カーネル」人形について、老朽化などの理由から撤去し人形納めを行ったと発表しました。

プロ野球ファンをはじめ多くの人に愛されたカーネルおじさんの人形には、「今までありがとうございました」「日本一を見届けてくれてありがとう」といった感謝のコメントが相次ぎました。

このカーネル人形はもともと、ケンタッキーフライドチキン道頓堀店に置かれていたもの。

1985年、初優勝を達成した阪神タイガースファンは優勝の喜びに大いに沸き立ちました。

その際、「三冠王を獲得し、勝利に貢献したランディ・バース選手に似ている」 といった理由からこの人形を胴上げ。道頓堀川に投げ込んでしまい、一度は行方が分からなくなってしまっていました。

その後、阪神は長い時間成果が出ず、ファンの間では「カーネル人形を道頓堀川に投げ込むような失礼なことをしたからだ」 「カーネル・サンダースの呪いだ」とまことしやかにウワサされていました。

それから24年後の2009年、道頓堀川の整備作業中に発見されたこの人形は「おかえり! カーネル」と名付けられて無事に陸上へと帰還。イベント会場などで一般公開されたのちに、関西のオフィスで保管されていました。

道頓堀川に投げ込まれたカーネル・サンダース像(2023年撮影、時事通信)

2023年、実に38年ぶりとなる華々しい優勝を飾った阪神タイガース。その活躍を見届け、今年で勤めを終えることになるカーネル人形には、

💬「長い間ありがとうございました」

💬 「日本一を見届けてくれてありがとう」

💬「カーネルさんがいなくなるなんて、まるで塩分が抜けたおにぎりみたいな寂しさ...…!」

などのコメントが多く寄せられました。

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