チオマ・ナディ、 英国版ヴォーグの新編集長としてプレッシャーを吐露

チオマ・ナディ(44)が、英国版ヴォーグの新編集長として「高い期待に応えなければならない」と感じていることを明かしている。ロンドン出身のナディは、2024年3月号を最後に辞任する、表紙や内容においての多様性に重点を置き6年間編集長を務めたエドワード・エニンフル(52)の後任を務める。

ナイジェリア人の父とドイツ系スイス人の母をもつミックスルーツの女性として初めて同誌の編集長に就任したナディはBBCニュースにこう語った。「エドワードの実績は言うまでもなく素晴らしいもので、私は会話をさらに進めるだけです」「若い人たちにとって、私のような人、私のように見える人が、このような立場にいるのがどれほど意味のあることなのか理解しています」

また、英国版の責任者になるとは夢にも思わなかったというナディは、2010年にライターとして入社して以来、同誌は「より多様化」したと明かしており、編集長として初の出版となる4月号の表紙を飾っている歌手のFKAツイッグスについて、「彼女の音楽やスタイルがずっと好きでした。私にとって、彼女は現代のイギリスのエキセントリックを象徴しています」と話した。

ナディは、イギリスの新聞社でキャリアをスタートさせた後にニューヨークに移り、2010年にライターとして同誌に入社、その後米国版ヴォーグのウェブ責任者を務めていた。

リアーナやアンジェリーナ・ジョリーといった大物スターにインタビューした経験を持つナディ、自分自身を「何よりもまずストーリーテラー」と認識しており、同就任にあたってイギリスに帰国、編集長としてのプレッシャーを「全面的に」実感している一方、「心躍る時期」だと明かした。

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