ジョン・ボン・ジョヴィ、新作制作における葛藤を告白

ジョン・ボン・ジョヴィ(62)は、自身のバンドのニューアルバムを完成させるため、多くの辛い体験を乗り越えなければならなかったという。6月7日にリリースされるボン・ジョヴィの16枚目のアルバム『フォーエヴァー』について、フロントマンのジョンが制作中の葛藤について口を開いた。

ジョンはアルティメイト・クラシック・ロック誌にこう話す。「このアルバム全体に渡る感情は喜びだ」「僕はその喜びにどう辿り着いたか?多くの暗く悲惨なことに対処しなきゃいけなかった!」「一つ前のレコード、『2020』は自分たちの周りの世界で起こる出来事に関する観察や物語がたくさん詰まっていた。コロナ危機や、ジョージ・フロイド、学校での銃撃事件、PTSDの軍人たちといったね」

声帯の萎縮が見つかり、2022年に「声帯内方術」という手術を受けたジョン、最近のラジオ局「ミックス104.1ボストン」とのインタビューで、今後のツアーへの不安を明かしてもいた。

「ツアーについてはわからない。来年ツアーをしたい気持ちはあるけど、まだ大きな手術から回復している途中だから」「回復も順調で、休憩も取りながら1日1曲歌を歌いレコードを作ることはできたけど、週に4回、1晩に2時間半、何か月にもわたってやり続けること、それが僕には必要で、欲求で望みなんだ」

また、最新シングル『レジェンダリー』は1989年から連れ添っている妻ドロシアに捧げるものだそうで「(歌詞中の)ブラウンの目をした女の子はもちろんヴァン・モリソンの曲のタイトルを彷彿させるけど、これはそうじゃない。僕の妻のことだ」「今回の過程で、彼女はずっと忠実にそばにいてくれた。『ブラウンの目をした女の子、彼女は僕を信頼している、レジェンダリー』、そうだ。それが62歳になった僕という人間のことなんだ」と続けていた。

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