「これほど愛された日本人はいない…」大谷翔平は韓国でもなぜ人気? 空前絶後の“大フィーバー”が起こる理由を母国メディアが徹底解剖!

いよいよロサンゼルス・ドジャースは3月20日、韓国のソウルでサンディエゴ・パドレスとの開幕戦を迎える。MLBファンの期待が高まるなか、韓国でも巻き起こっている“大谷翔平フィーバー”が話題となっている。

韓国のテレビ放送局『JTBC』は、「これほど愛された日本人はいない…野球ファンは“大谷病”」と題した特集記事を掲載。「大谷は韓国人が『最も好きな日本人』ではないかと思う」としたうえで、世界中で愛される二刀流の魅力に迫った。

大谷は15日に韓国入り。空港の到着ロビーにはスーパースターを一目見ようと、約600人ものファンが駆けつけた。そして、大谷は16日の記者会見でこう語った。

「今回韓国でプレーできるというのはすごい楽しみですし、空港でもああやって迎えてもらえて、すごいありがたいなと思いました」

また、大谷は「韓国は好きな国のひとつ」とも口にした。そういった発言に対し、同メディアは「大谷が韓国訪問中に見せた親密さは物語を生む」と感心しきりの様子だ。
さらに、大谷は自身のインスタグラムでも韓国のファンへの細やかな気配りを忘れない。同メディアは「日本人選手でありながら、自身のSNSに太極旗を投稿し、ハングルで挨拶するなど、大谷は相手への敬意と思いやりを大切にしている」と謙虚な振る舞いを称えた。

そして最後に、同メディアは「彼が選手として成功するまでの道のりも、興味深いストーリーだ」としたうえで、大谷が高校1年生の時に作成した目標達成シートに着目。そのなかでも、とりわけ「運を呼ぶため」に行なっている「試合中のゴミ拾い」に関心を示しており、「大谷は偉大な野球選手であるだけでなく、その温厚な人柄でも人々に刺激を与えているのかもしれない」と記事を締めくくった。

構成●THE DIGEST編集部

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