20日は二十四節気の一つ「春分」。群馬県前橋市元総社町の明神東公園では、黄緑色のワカケホンセイインコが、春の到来を喜ぶようにカワヅザクラの花をついばんでいる。
インドやスリランカなどが原産で、体長は40センチほど。国内では、ペットとして持ち込まれた一部の個体が逃げたり捨てられたりして、1960年代から野生化したという。
同公園に現れるワカケホンセイインコは、近くの総社神社(根岸義貴宮司)の御神木をすみかにしているとみられる。境内のサクラもついばまれてしまうが、数年前からは御朱印にインコの愛らしいキャラクターを採用し、PRに役立てている。根岸宮司は「優しく見守っていきたい」と話している。