全長15mの実物大ロボも…東京で「オダイバ恐竜博覧会」 3月20日開幕、福井県立恐竜博物館が全面協力

鼻息荒く大声で鳴く迫力満点の大型肉食恐竜スピノサウルスの実物大ロボット=3月19日、東京・台場のフジテレビ

 北陸新幹線金沢―敦賀間開業を記念した「オダイバ恐竜博覧会」が3月20日に開幕するのを前に、会場の東京・台場のフジテレビ本社で19日、開幕セレモニーがあった。福井県立恐竜博物館の全面協力で恐竜の全身骨格など約70点がフジテレビ各所を“占拠”しており、杉本達治知事は「子どもたちに楽しんでもらい、この恐竜の“古里”である福井に来てほしい」と恐竜王国福井への観光を呼び掛けた。

 全身骨格は21点あり、全て博物館が展示協力した。屋外の第1会場では人気のトリケラトプスの全身骨格やティラノサウルスロボットが来場者を出迎え。本社内の第2会場は、博物館の取り組みを通して研究の最前線を伝える内容。フクイラプトルなど勝山市で見つかった新種恐竜3種の全身骨格とともに、昨年新種として報告されたばかりのダチョウ型恐竜も紹介した。

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 第3会場の球体展望室には、今回の展示のために開発された全長約15メートルの大型肉食恐竜「スピノサウルス」の実物大ロボットを展示した。

 セレモニーでは杉本知事や、主催の福井テレビ・酒井美樹男社長らがテープカット。タレントのやす子さんと、人気キャラクター・ガチャピンがトークを繰り広げ開幕を盛り上げた。

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