福井県福井市中心部の足羽川一帯のにぎわい創出に向けた拠点施設「ヨリバ」が3月19日、同市中央2丁目にオープンした。水上アクティビティーやキャンプの受け付け、河川敷を望むカフェなどを設け、多くの人が集い交流する日常につなげる。
延べ床面積約165平方メートルの木造2階建て。まちづくり福井が幸橋北詰付近のポンプ場跡地に整備、運営する。
19日からは軽食やドリンクを提供する12席のカフェ、シャワー室を備えたロッカー（ドリンク代込みで500円）やトイレの利用を始めた。スタンドアップパドルボード（SUP）や水上自転車などのアクティビティー、キャンプ、バーベキューの受け付け、屋上テラスの貸し出しは4月以降順次開始する。
この日は開業式典があり、まちづくり福井の松尾大輔社長が「ヨリバを中心に、足羽川を皆さんに親しまれる空間にしていきたい」とあいさつ。西行茂市長らとテープカットで祝った。
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一帯の活用に向けた官民ワーキンググループの座長で、施設のデザイン監修を担った建築家・デザイナーの原田周子さんは「河川敷活用のメインは『人』。多くの人が集う“家”のような空間になれば」と期待した。
3～12月は午前10時～午後7時（金、土曜は午後9時まで）、1、2月は午前10時～午後3時。詳細はホームページ。問い合わせはヨリバ＝電話0776（76）7021。
