段差50センチ、出入り阻む 能登半島地震で液状化の富山県高岡市

 傾いた家の目の前にできた約50センチの段差。補強のため玄関先の土間に設けた木枠を手すり代わりにして体を支え、コンクリートブロックを積んだ急ごしらえの階段を慎重に下りる。富山県高岡市吉久に住む男性(82)にとって、能登半島地震後はわが家の出入りがつらい作業に変わった。

 「復旧には3年かかると聞いた。生きとるうちに直るかどうか」。段差につまずいて痛めた膝をかばいながら、ゆっくりと歩いた。

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