米テスラ サイバートラックがゲートタワーに 東海3県で初展示 

展示しているサイバートラック

 米電気自動車(EV)大手・テスラの日本法人、テスラモーターズジャパン(本社東京都)は19日から、名古屋駅直結のJRゲートタワー1階で、昨年末に米国で発売したEVのピックアップトラック「サイバートラック」を展示している。21日まで。2月から日本全国で展示ツアーを実施しており、東海3県(愛知、岐阜、三重)への展示は初めて。日本発売は未定だが、認知度を高め需要喚起を狙う。

 サイバートラックは、米国で2023年11月から発売している。曲線がなく、角ばった外観が特徴で、従来のピックアップトラックにはない近未来的なデザインだ。価格は6万990ドル(日本円で約910万円)から。

 ボディーに採用している材料は専用のステンレス素材で、銃弾を貫通させない強度を持ち、高い衝突安全性を持つ。広報担当者は「どの惑星でも走行できる強度を目指している」と強調する。

 全長は約5.7メートルで、幅は約2.4メートル。重量は約3トン。1回の充電で走行できる航続距離は約500キロメートル。荷台に電池を積む「レンジエクステンダー」のオプションを付けると、走行距離は755キロメートルまで伸びる。

 19日には会場のJRゲートタワー1階で、報道陣向けの取材会を開催。担当者は「今は北米のみの販売だが、いずれ日本での販売も目指していく」と力を込めた。

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