カイザー・チーフスのリッキー・ウィルソン、バンドに対するジョークに傷ついていたことを明かす

カイザー・チーフスのフロントマン、リッキー・ウィルソン(46)は、自分たちが「とてもダサイ」とレッテルを貼られた後、同バンドに対してのジョークに「傷ついた」という。2004年の『オー・マイ・ゴッド』、翌年のアルバム『エンプロイメント』のヒットで一躍有名となり、短期間は自分たちは「とてもクール」だと見られていたものの、すぐにその評判が落ちてしまったとして、リッキーはインディペンデント紙にこう語っている。「僕たちは無難なサンドバッグだったと思う......。僕たちはすぐに人気が出て楽しんでいたし、気にしていなかったからそれに反撃もしなかった.....。僕はその多く(批判)に対して準備ができていなかった。かなり傷つくものもあったよ」

そして、「僕たちは短期間はクールだった。そして、短期間クールだと、その後はとてもダサくなる。人々は反感を抱くんだ」と続けたリッキーはその一例として、あるコメディアンがNMEアワードの最優秀アルバム賞のプレゼンターを務めた際、カイザー・チーフスが以前その賞を受賞していることから、受賞の意味がないとジョークを飛ばしたことを挙げ、その冗談に苛立ちを感じたことを明かした。

そんなリッキーは、同バンドがスタジアムを完売させるほどビッグになれなかったのは、すべての批判を乗り越えるのが難しかったからだとして「世界で一番大きなバンドになるためには、人々に嫌われることを気にしちゃダメなんだ」「僕は嫌われることをとても気にしていた。だから僕たちはスタジアムの領域に踏み込むことができなかったんだ。鋼鉄の度胸があれば、突き進めるのさ」と続けていた。

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