郡山に通信制「N高校・S高校」キャンパス新設 角川ドワンゴ学園

4月にオープン予定の福島郡山キャンパスで「生徒たちの希望を実現できるようにしたい」と意気込む奥平校長

 角川ドワンゴ学園(沖縄県)は4月9日、福島県郡山市駅前2丁目のエリートビル30に通信制高校「N高校・S高校」の福島郡山キャンパスをオープンする。県内での開設は初めて。

 同学園によると、両校で学ぶ生徒は昨年12月末現在、全国で計2万7712人。これまで東北のキャンパスは仙台市のみだったが、長距離通学する生徒の負担軽減や学習環境の充実につなげようと新設した。

 福島郡山キャンパスは、主に通学コースの生徒が利用。個人のライフスタイルに合わせて週の登校日数を選択し、学習プランを組み立てることができる。高校卒業資格取得のための必修授業のほか、語学やプログラミングなどのカリキュラムを履修できる。地元企業や自治体と連携して地域課題解決にも取り組む。

 オープンに先立ち、N高の奥平博一校長と品川萬里市長、不動産賃貸業エリート(郡山市)の金田義広社長らは19日、同市のキャンパスで懇談した。奥平校長は「自分が興味や関心を持ったことに積極的に取り組む場にしてほしい」と期待を込めた。入学に関する問い合わせは入学相談窓口(フリーダイヤル0120.0252.15)へ。

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