日立、新車両の実物大模型公開 ワシントン地下鉄、27年運転

米ワシントン首都圏交通局の地下鉄向け次世代車両「8000系」の実物大模型=19日、米首都ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】日立製作所グループが受注した米ワシントン首都圏交通局の地下鉄向け次世代車両「8000系」の実物大模型が19日、ワシントン中心部で報道陣らに公開された。今月20日~4月3日に無料で一般公開し、見頃を迎えた名所ポトマック川沿いの桜の見学者らを呼び込む。

 ワシントンの地下鉄では川崎重工業グループが製造した「7000系」が主力車両となっている。日立は8000系を既に256両受注しており、2025~26年の冬に納入を始める見通し。欧州系メーカーの老朽車両に置き換わる形で27年に営業運転を開始する予定。日系メーカーの存在感が一段と高まりそうだ。

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