松元克央がパリ五輪切符 競泳男子200自V、標準記録を突破

松元克央

 競泳のパリ五輪代表選考会第3日は19日、東京アクアティクスセンターで行われ、男子200メートル自由形で東京五輪代表の松元克央(かつひろ)(27)=ミツウロコ、いわき市生まれ=が1分45秒29で派遣標準記録を突破して1位となり、2大会連続の五輪代表に決まった。

 松元は母親の出身地であるいわき市で生まれ、東京都葛飾区で育った。明治大政治経済学部卒。2019年世界選手権の同種目で日本人初の銀メダルを獲得し、21年4月の日本選手権で1分44秒65の日本記録を樹立した。東京五輪には同種目と男子800メートルリレー、混合400メートルメドレーリレーの3種目に出場したが、いずれも予選敗退だった。

 松元は「応援し続けてくれる人のために、パリへの挑戦権を得たいという気持ちで泳いだ。ここからが僕のスタートだ」と語った。

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