防災マップを全面的に改定 鈴鹿市、9万5千部作成

【全面改定で冊子型になった総合防災マップ=鈴鹿市役所で】

 【鈴鹿】三重県の鈴鹿市はこのほど、市の防災マップを全面的に改定。冊子型の「同市総合防災マップ」として9万5千部を作成し、市広報3月20日号とともに全戸配布するほか、ウェブ版総合防災マップを4月1日から市公式ウェブサイトで公開する。

 防災マップは前回、平成29年度に改定。

 今回の改定では平成29年度以降、新たに指定された中小河川の浸水想定区域や県による高潮浸水想定区域など追加。冊子は以前のマップ型から変更した。A4判、91ページ、カラー刷り。

 これまでエリアごとに分かれていた洪水、土砂、津波、高潮の危険区域に関するマップを一冊にまとめたほか、各防災に対する心得や災害について学ぶ内容も掲載する。

 ウエブ版は外出先などでも市内の危険区域の確認やルート検索機能で避難所などの情報を入手することができる。やさしい日本語のほか、ポルトガル語、スペイン語など5言語に対応する。

 担当の防災危機管理課は「平時から災害に備えて、いざという時に活用してほしい」と話した。

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