「我々はどん底からのスタート」“大当たりGK”の胸に刺さったポステコグルー監督の言葉。トッテナム加入の決定打に

トッテナムのグリエルモ・ヴィカーリオが、アンジェ・ポステコグルー監督への厚い信頼を明かした。英メディア『The Boot Room』が伝えている。

27歳のイタリア代表GKは、昨夏にエンポリから初の海外移籍で、ポステコグルーを新監督に迎えたイングランドの名門に加入。すると、長年ゴールマウスを守ったウーゴ・ロリス(現ロサンゼルスFC)に代わる正守護神として、好守を連発し、一躍世界中に知られる存在となった。

今を時めくヴィカーリオは、クラブ公式の動画を通じて、およそ1年前の決断を回想。加入の決め手として、かつて横浜F・マリノスを率い、昨季まではセルティックで古橋亨梧らと共闘としていたオーストラリア人指揮官の名を挙げた。

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「彼は僕に電話をくれた。本当に良い電話だったよ。彼は僕の過去、プレースタイル、性格など全てを知っていた。『我々はともにどん底からスタートし、人生とキャリアの苦難を乗り越えてきたのだ』と、とても重要で誇らしいことを言ってくれた。

その時の僕にとって、彼の話はとても重要だった。一緒に素晴らしい仕事ができると思ったから、彼とスパーズに加わることに何の疑いも持たなかったよ」

ともにどん底からスタート――。自身同様に非エリートで、這い上がってきたボスの言葉は、深く胸に刺さったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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