全国手話検定最高1級 鵜久森さん(松山南高1年)合格 毎年こつこつ昇級「魅力伝えたい」

全国手話検定試験1級に合格した松山南高の鵜久森さん

 手話のコミュニケーション能力を認定する2023年度の全国手話検定試験の1級に、松山南高校1年の鵜久森ゆりさん(16)=愛媛県伊予市=が合格した。小学5年で5級に挑戦してから毎年昇級し、最上級に達した。

 検定は社会福祉法人全国手話研修センター(京都市)が実施し、1級、準1級、2~5級がある。等級が進むにつれ、手話の読み取りや面接での会話試験でより高度な技能が問われるほか、法律や福祉制度など幅広い知識も必要になる。1級では小論文がある。

 同センターによると、23年度の1級合格者は243人で、うち高校生の年代は3人だった。

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