現役時代は稲本潤一ともプレー、フルアムの“レジェンド”ボア・モルテ氏が今季限りで退団…ギニアビサウ代表監督就任へ

フルアムでコーチを務めているボア・モルテ氏[写真:Getty Images]

フルアムは19日、クラブOBでもあり、現在はファーストチームでコーチを務めるルイス・ボア・モルテ氏(46)が今シーズン限りで退団し、ギニアビサウ代表の監督に就任することを発表した。

スポルティングCPの下部組織で育ったボア・モルテ氏は、スポルティングの他、アーセナル、サウサンプトン、フルアム、ウェストハムなどでプレーした。

元日本代表MF稲本潤一とはフルアム時代のチームメイトであり、オールドファンであれば名前を聞いたことがあるかもしれない。左ウイングを主戦場としたポルトガル代表FWで、代表通算28試合1ゴール。プレミアリーグでは296試合で29ゴールを記録していた。

2013年1月に引退すると、スポルティングの下部組織の監督やアーセナルでスカウトを務めることに。2019年7月にマルコ・シウバ監督のアシスタントコーチとしてエバートンで仕事を始めると、2021年7月からはマルコ・シウバ監督と共にフルアムで働いていた。

フルアムでは通算250試合54ゴールを記録しており、クラブのレジェンド的存在。「フルアムの全員がボアの復帰後の働きに感謝し、ルートン・タウンとのシーズン最終戦後に退団するボアの次の章の幸運を祈っている」とエールを送っている。

© 株式会社シーソーゲーム