「あと2~3年はここでプレーしたい。そのあとは…」カンセロがバルサや古巣への思いを明かす「グアルディオラは世界最高の監督だ」

マンチェスター・シティから昨夏レンタルでバルセロナへ加入し、ここまで左右のサイドバックで見事なパフォーマンスを見せているジョアン・カンセロ。加入1年目で欠かせない戦力となっているポルトガル代表DFのインタビューを、現地時間3月19日にスペイン紙『マルカ』が掲載している。

「いつかまたベンフィカに戻ってプレーしたいんだ。でも、あと2~3年はここ(バルセロナ)で過ごしたい。ずっと望んでいたから、バルサに来ることができて嬉しいよ。ベンフィカは特別だけど、バルサはその次に好きなクラブだ」と、ユース時代を過ごした古巣と、バルサへの愛を語る。

3月の代表戦のメンバーにも選ばれ、いまなおワールドクラスのSBとして違いを見せているが「自分が世界最高のサイドバックのひとりだと思うときもあったよ。でも、いまはそうは思っていない」と、冷静に自身への評価を下した。

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幼少期のアイドルについて「一番好きだったポルトガル人選手は(ルイス・)フィーゴ。ポルトガル人以外ではロナウジーニョだ」と明かしたカンセロは、確執も噂されたマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督への思いも口にしている。

「ペップ・グアルディオラに対して何の恨みも持っていない。ペップも僕も強い個性を持っていて、お互いに譲れない部分があったということさ。グアルディオラは世界最高の監督だ。僕はいま、バルセロナでとても幸せだよ」

記事では、カンセロの買い取りオプションの金額は約62億円と伝えている。財政難のバルサにとっては厳しい金額で、移籍金の引き下げを狙うことになるだろう。カンセロは来シーズンもバルセロナでプレーできるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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