【海保式節約】ラクして食費をスリム化した3つの方法

広島県在住の元海上保安官で2児の母。夫の年収548万円で年間300万円以上貯めているサンキュ!STYLEライターの川崎みさです。

わたしが海上保安庁の巡視船で働いていた頃、大型巡視船だったこともあり、出港後、途中で食材や物資を補給することなく数週間の任務にあたっていました。当然、日が経つにつれて生鮮食品がなくなってしまうため、その対応策が代々受け継がれてきました。

その方法を家庭でも応用し、値上げラッシュが続いても、支出のスリム化に成功しました。

1:常温保存食品を買う

ラクして食費をスリム化するためには、「買い物の回数を減らす」ことが一番です。

スーパーはその道のプロが、特売や陳列などで「ついで買い」をしてしまう構造をつくり上げています。どんなに「予定のものしか買わない」と決めていても、到底太刀打ちできるものではありません。

そこで、常温で長期保存できる食品の出番。乾燥ワカメ、インスタントスープ、五目ちらしなど、家族の好みに合わせて備えておけば、生鮮食品がなくなっても数日は食事に困ることがないため、買い物の日延べをすることができます。

2:乾物を活用する

「切り干し大根」は、九州ではポピュラーなお味噌汁の具です。

お味噌汁をつくる鍋に水をいれ、切り干し大根を入れて10分ほど煮たら、あとはいつも通りの手順でお味噌汁をつくるだけ。

切り干し大根から滋味のあるダシがでていますが、わが家は顆粒ダシをほんの少し加えています。切り干し大根は、もちろん人参やちくわと煮物にしても、副菜として使えます。

お麩

次におすすめなのが「お麩」です。これも必ず巡視船に積んでいた乾物のひとつです。お味噌汁やお吸い物、茶碗蒸しの具はもちろん、揚げ物の衣としても使えます。

お麩を粗めに刻みパン粉と合わせることで、揚げたときの食感が部分ごとに変わるので、見た目も食感も楽しめる1品に。

子どもウケも抜群なので、お家ごはんがマンネリ化したり、ハレの日のためのメニューにこの「お麩衣」が大活躍しています。

3:とりあえずご飯を炊いておく

海上保安庁で緊急出港がかかったときに、主計科(船で料理をつくる係)のわたしが一番先にやるのは「ご飯を仕込むこと」でした。

ご飯さえ炊けていれば、状況に合わせて「おにぎり」、五目ちらしの素を混ぜて「ちらし寿司」、「カレーライス」など乗組員に食事をつくることができます。

家庭で食事を準備する際も、「ご飯」さえあれば、あとは冷凍食品をレンチンしたり、インスタントスープにお湯を注ぐだけで、一通りの食事が整うため、予定外の外食をする機会もグッと減りました。

「ご飯を炊く」行為を、よりラクするために、わたしが使っているのは無洗米です。

有洗米よりも割高ですが、1回分の外食費よりもはるかに安く上がるので、わたしは無洗米を使っています。

◆この記事を書いたのは・・・川崎みさ
元海上保安官で2児のママ。貯蓄術や時短術で家族の笑顔が増えるライフスタイルを模索中!

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