「食事中のスマホ」10代~20代の70%以上が経験 相手の使用には65%が不快と感じる結果に

食事中に相手がスマホを触っていると不快に感じることはありませんか?味の素株式会社はこのほど、全国15歳~29歳の男女1132人を対象に実施した「食事中のスマートフォン利用に関する意識調査」の結果を公表した。

食事中に相手にスマホを使用された経験はありますかと質問したところ、「はい」と答えた人が76.8%と日常的に行われていることが明らかになった。食事中に相手にスマホを使用された経験がある人のうち、不快に感じたことがある人は65.1%。理由としては「相手が話を聞いてないと思ったから」「自分よりも優先されていると感じたから」などで、中でも相手が友人・知人の場合に強く不快と感じた人が41.0%と最も多かった。

また、調査対象全員に食事中に自分自身がスマホを触った経験がありますかと質問したところ、「はい」と答えた人が70.4%。一方、自分自身が食事中にスマホを触った経験があると答えた人に「相手が不満に思っているかもしれない」と感じたことはありますかという質問に対しては、「そう感じる」、「ややそう感じる」を合わせて71.9%と、7割以上の人が「相手が不満に思っているかもしれない」と思いながら、食事中にスマホを触ってしまっていることが伺えた。

食事中にスマホを触った経験があると答えた人に、相手に食事中のスマホ使用を注意されたことはありますかという質問に対して「はい」と答えた人が49.8%と日常的に行われているにもかかわらず、注意されたことがある人は約半数しかいなかった。実際に注意された場合に「不快に感じた」、「少し不快に感じた」と答えた人の合計は75.1%となり、直接注意されることに対して不快に感じた人が非常に多いことも明らかになった。

また、食事中に相手のスマホ使用を注意したことがないと回答した人に理由を聞くと、「不満を言うほどのものでもないと思ったから」、「食事中の雰囲気を壊したくないから」、「自分がした経験があり注意しづらいと感じたから」などが挙がった。

(よろず~ニュース調査班)

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