【調査報告】SNS利用者の6割以上が収益化条件のないサービスを使用してみたい!SNS副業を考えているのは約4割

情報の発信や収集に利用されているSNSは、今の時代なくてはならないサービスの一つ。またSNSは情報を発信や収集をするだけでなく、家族や友人との連絡手段としても使われることも。では、実際にSNSを利用している人はどのようなメリット・デメリットを感じているのだろうか?またSNSを用いたビジネス展開に関して、どのようなイメージを持っているのだろう。

そこで今回、投稿から始まる新しいサービス「エクシェ(Experienshare)」(https://hello.experienshare.com/ja/)を提供する株式会社greeden(https://corp.greeden.me/)では、10代~50代のSNS利用者を対象に「SNS利用の実態」に関する調査を実施した。

【SNS利用者に聞く】情報収集目的が約6割!最も懸念されるデメリットは情報の信憑性

はじめに「SNSを利用することで得られるメリットは何だと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『興味や関心があることについての情報収集(59.6%)』と回答した人が最も多く、次いで『無料で使える(55.8%)』『暇つぶしになる(50.5%)』『新たなコミュニティの創生(31.6%)』『情報を発信や拡散ができる(22.8%)』と続いた。約6割が興味や関心があることについての情報収集をできることがSNSを利用するメリットだと感じる傾向にあるようだ。

「SNSを利用することでのデメリットは何だと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『フェイクニュースの可能性がある(50.8%)』と回答した人が最も多く、次いで『時間の浪費(39.9%)』『個人情報の漏洩の可能性がある(39.7%)』という結果に。情報発信が可能なSNSは利便性に長けている一方、根拠のないフェイクニュースが発信されていることもあるので、情報の正しさを見極めることが重要になることが考えられる。

4割以上がSNSでの副業に興味をもっている。始めやすさが要因ということが明らかに

「SNSで副業をしたいと考えたことはありますか?」と質問したところ、『とてもある(14.0%)』『ややある(29.4%)』『あまりない(27.0%)』『まったくない(29.6%)』という回答結果になった。どうやら約4割がSNSでの副業に興味があるようだ。そこで、SNSで副業したいと回答した人に「なぜそう考えたか具体的に教えてください」と質問したところ、『携帯があれば出来るので始めやすい(45.8%)』と回答した人が最も多く、次いで『低コストで出来る(34.1%)』と続き、スマホ1つで始められる・コストが低いという手軽さを魅力に感じている人が多いことが明らかになった。専門的な資格がなくとも収益が得られる点が、SNS副業ならではメリットと言えそうだ。

SNSを利用するビジネスの実情

「ご自身の周りでSNSを用いてビジネスをしている方はいますか?」と質問したところ、『はい(24.7%)』という回答結果に。そこで『はい』と答えた人に詳細を聞いてみた。

■具体的なビジネス事例を教えてください
・イラストをSNSにあげて、仕事をもらっている(20代/女性/学生)
・商品のPR(20代/女性/会社員)
・YouTuber(20代/女性/学生)
・コンサルタント(50代/男性/経営者・役員)

イラスト作成やYoutuberなど個人のスキルで収益を得ている人のみならず、SNSコンサルタントといった運用面をサポートする形でビジネスをしている人もいることが明らかになった。昨今ではYoutuberといった動画配信アプリでの収益化が進んでいることから、以前よりも身近にSNS×収益を感じることも多いのではないだろうか。

次に「SNSでの収益化を目指す際に不安視されるポイントはなんですか?」と質問したところ、『収益化に必要なフォロワー数を満たせない(32.2%)』と回答した人が最も多く、次いで『収益が安定しない(28.5%)』『似たような業界(ジャンル)のアカウントとの差別化(21.3%)』『収益化まで時間がかかる(9.2%)』と続いた。SNSでの収益化には、フォロワー数などの必要な条件があり、そもそもその条件をクリアするのが難しいと感じている人が多いことがうかがえる。また、収入が安定しないことや他との差別化が難しいと感じている人もおり、収益化されるまで、そして収益化が出来ても課題があることが明らかになった。また、ユーザーが多いSNSほど収益化に条件があり、競合も多いことから他アカウントとの差別化が難しいといった課題もあるようだ。

次に「SNSビジネスをする際のプラットフォーム選びは重要だと思いますか?」と質問したところ、『とても思う(25.1%)』『やや思う(46.2%)』『あまり思わない(19.4%)』『全く思わない(9.3%)』という回答結果になり、約7割がSNSビジネスにおいてプラットフォームの選定は重要だと回答した。その理由として挙げられた回答は次のとおり。

■SNSビジネスにおいてプラットフォーム選びが重要な理由とは?
・民度や年齢層がそれぞれ違う(10代/女性/学生)
・それぞれ向いているものが違うと思うから(10代/女性/学生)
・SNSの利用層がそれぞれ違うため選別は必要だと思う(30代/男性/会社員)
・SNSによって受け入れられやすい表現に違いがある(30代/女性/専業主婦)

SNSはプラットフォームによって異なるターゲットやニーズがあり、そこに狙いを定めたビジネス(コンテンツ)を展開しなければ収益につながらないことがうかがえる。

収益化条件がなく、参入しやすいアプリ(サービス)のニーズ

最後に「収益化条件がなく、参入しやすいアプリ(サービス)があれば使用してみたいですか?」と質問したところ、『とてもそう思う(15.0%)』『ややそう思う(46.8%)』『あまりそう思わない(24.8%)』『まったくそう思わない(13.4%)』という結果になり、6割以上が収益化条件のないアプリ(サービス)を使用してみたいと回答したことから、収益化を目指してもなかなか条件を満たすことが難しい中、収益化の条件がないサービスがあれば参入しやすいと感じる方が多いことが示唆された。

【調査概要】「SNS利用の実態」に関する調査
調査期間/2024年2月7日(火)~2024年2月8日(木)
調査方法/リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
調査人数/1,008人
調査対象/調査回答時に10代~50代のSNS利用者であると回答したモニター
調査元/株式会社greeden(https://corp.greeden.me/)
モニター提供元/ゼネラルリサーチ

今回の調査で、約6割が興味や関心があることについての情報収集をできることがSNSを利用するメリットだと感じる傾向にある一方、情報の信憑性に欠けるといったデメリットがあることが明らかになった。情報の発信元が信頼できる機関・公式のアカウントかなど正しく情報を取捨選択する必要があるといえそうだ。

また約4割がSNSで副業したいと考えていることが明らかに。スマホがあれば始められるという手軽さが理由の1つのようだが、SNSで収益化を目指すには必要なフォロワー数を満たすなどの条件があり、それをクリアするのが難しいと感じている人が多いようだ。そして約7割がSNSビジネスにおいてプラットフォームの選定は重要だと考える傾向にあることもわかった。これらの結果から、収益化の条件がないSNSプラットフォームであれば参入しやすく、ユーザーのニーズに応えられるのではないかと考えられそうだ。

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