タクシー運転手「若い女が、いい気なもんだね!」無神経な一言にイラッ! → 徹底的に成敗!

急いで移動したい時や終電を逃した時などに非常に頼りになるのがタクシーです。ただ、運転手さんとのコミュニケーションの取り方次第ではトラブルが起きやすいのも事実です。今回は私が経験したタクシーにまつわるトラブルについてのお話です。

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終電を逃してしまい……

当時私は新卒で金融系の会社に入社したばかりでした。

仕事にまだ慣れていないうえに職場が激務で、就業時間内どころか、電車が動いている時間に仕事が終わらないこともしばしば。

その日も残業で終電がなくなったため、帰宅するためにタクシーに乗りました。

私が勤めていた会社は飲食店や居酒屋が立ち並ぶ大きな繁華街の近くにあり、電車がなくなった時間でも駅前には終電を逃した酔客を狙ってタクシーが何台も停まっていました。

「すみません、〇〇(地名)までお願いします」

行き先だけ伝え、疲れのためにぐったりとシートに体を沈めている私をチラッと一瞥して、運転手の男性は「チッ」と軽く舌打ちをしました。

元気な状態であればその時点でタクシーから降りることを考えましたが、なにぶん疲れ果てていたため、舌打ちは無視してそのまま乗り続けることに。

最悪な運転手

しばらく走ってから、運転手の男性は急に独り言のようにこうつぶやきました。
「若い女の子がこんな時間まで遊んでいい気なもんだ、こっちは必死で働いてんのに」
「……はあ?」
聞こえるように言ったくせに、私が聞き返すと運転手の男性はだんまりを決め込みます。

「こっちだって必死で働いてこの時間なんですけど」
私は疲れた体を起こし、腕を伸ばして運転手の名前とタクシー会社が記載されたカードを携帯電話のカメラで撮影しました。
「停めてください、もう結構です。あと、この件はきちんと会社に報告しますから」
「え、そんなお客さん」
私が強い口調で言うと、運転手の男性は急にうろたえはじめます。
「 一応言っときますけど、お酒なんか一滴も飲んでませんからね。酔っぱらいの戯言ではありません」
「それは、申し訳ございませんでした」
運転手の男性はしぶしぶ謝ったものの、私の気持ちが収まらなかったため、もう一度タクシーを停めるように伝え、車を降りました。

幸い降りてすぐに違うタクシーをつかまえることができたため、その日はなんとか帰宅しました。そして翌日になってから昨日乗ったタクシーの会社に電話をし、舌打ちされたことや、嫌味を言われた旨を伝えたのでした。

タクシー運転手も人間ですから、時には腹立たしい乗客がいることもあるでしょう。しかしそれをそのまま相手に伝えてしまうと、大きなトラブルに発展しかねません。

何か理由があったのかもしれませんが、お互いが気持ち良く過ごせるようにするためにも、思いやりの気持ちは忘れないようにしたいものです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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