英人気俳優 西アフリカ最貧国でエコな街を建設へ 自治権獲得、同国初の風力発電も

ドラマ『刑事ジョン・ルーサー』などで知られる俳優のイドリス・エルバが、西アフリカにある最貧国のひとつであるシエラレオネで、エコフレンドリーな街を建設する意向だという。シエラレオネ出身の父を持つイドリスは、開発を進めるために同国政府から自治権を与えられたシェルブロ島でのスマートシティ建設を目指し、幼少期からの友人シアカ・スティーヴンスと共に動き出しているそうだ。

イドリスはBBCに「当初は、19マイル(約31キロメートル)にわたる非常に素晴らしいビーチフロントにいかに観光客を呼び込めるかについて考えていたんだ」と話す。

そして、同国初となる風力発電施設の建設を考えているそうで「これは夢だよ。でも僕は空想する業界で仕事をしているからね」「自立すること、そして自ら回る経済をもたらすことが目的だし、成長のポテンシャルはある。アフリカに対する見方を変えたいと強く思っているよ。支援モデルとしてね」「この機会は全く違うものなんだ」と説明する。

そして、自分に「夢を見る資格」はあるとして、「僕の一部では、母のために老後に住む美しい家を建てたいと思っている」「自分が新しいスマートシティの土台を築くなんて全く想像すらしていなかった。僕にはその資格がないからね。でも、大きな夢を見る資格はある」と続ける。

イドリスは、このプロジェクトに向けた父親からのアドバイスである「心をこめてできる限り良くやる。それが自分のできるベストだからだ」という言葉に従ってゆくつもりであることも明かしていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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