坊っちゃん列車が運行再開 朝6時から並んだ人も! 一方伊予鉄は赤字の補填を松山市に求める 市はクラウドファンディング開始 2500万円の寄付を目標

人手不足などにより去年11月から運休していた伊予鉄道の坊っちゃん列車が、20日から運行を再開しました。

整理券の配布前には、既に長い列ができていました。

1番最初に来た人
「6時ぐらいに来た。運転再開なので1番最初に乗っておきたいなと思って」
松山の人
「無くなる前までは何も思っていなかったけれど、なくなってから寂しいと思っていたのでうれしい」

去年11月から運休していた坊っちゃん列車。約4か月ぶりに運行が再開され、道後温泉駅では乗客が次々と乗車券を買い求めていました。

岡山から(祖母と孫)
「坊っちゃん列車を旅行雑誌で見ていたので、すごく電車好きなのでちょうど20日からだと、早起きして準備してきました」

運転士たちも運転を楽しみにしていたようで、出発前には念入りに準備していました。

運転士
「慣れているはずなんですけれども、すごく新鮮です。ワクワクしているし、お客さんがすごく待ってくれた人もいるので、その人たちのことを頭に思い浮かべてうれしく思っている」

そして午前9時19分。乗客を乗せて最初の便が出発しました。

松山に戻ってきた坊っちゃん列車の風景。乗客たちは久しぶりの旅を楽しんだようです。

広島から
「小さくてかわいくてレトロで面白かったです」

1番最初に並んだ人
「振動で腰とかもガタガタ揺れるんですけれども、またその感じもこれからもまた乗りたいなって」

中には、手作りの坊っちゃん列車を持参したファンも…

坊っちゃん列車ファンの子ども
「トーマスを改造した坊っちゃん列車のプラレール。乗れるのがうれしすぎます」

一方、坊っちゃん列車の運行をめぐっては、伊予鉄が赤字の補てんを松山市に求めていて、市は伊予鉄道を含めた関係者を交え協議する方針です。

また、松山市は20日からふるさと納税型のクラウドファンディングを始めました。

6月17日までの期間に2500万円の寄付を目標にしていて、集まった寄付は列車のメンテナンスなど運行の継続に必要な経費に活用するということです。

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