バイデン氏、激戦州ネバダでトランプ氏批判 住宅費低減計画アピール

Jeff Mason

[ラスベガス 19日 ロイター] - 11月の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領は19日、激戦州のネバダ州各地を訪問し、住宅コストを低減する計画をアピールした。本戦で再対決するトランプ前大統領のスローガン「米国を再び偉大に(MAGA)」を演説で使い、同氏の政策を批判した。

バイデン氏は「手頃な価格の住宅が必要だ」と指摘。「あまりにも多くの人々にとって家を持つという夢は手の届かないものに感じられる」と語った。

富裕層への増税案もアピールし「われわれは米国を再び偉大にするものに投資することができる。保育など、あらゆるものにだ」と訴えた。

バイデン氏の住宅コスト低減計画には、初回住宅購入者の住宅ローン負担を軽減する1万ドルの税額控除などが含まれる。議会の承認が必要だが選挙年に得るのは困難とみられる。

共和党全国委員会の広報担当、レイチェル・リー氏は「住宅所有を妨げている2大要素は高金利と生活費高騰で、どちらも失敗したバイデン大統領の経済政策によるものだ」と述べ、現政権を批判した。

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