北京市の文化産業、23年は急速に回復

北京市の文化産業、23年は急速に回復

北京芸術センターの歌劇場を見学する市民。(2月28日、北京=新華社記者/鞠煥宗)

 【新華社北京3月20日】中国北京市統計局はこのほど、文化産業が2023年に急速に回復し、新業態による売上高の割合が上昇したと発表した。一定規模(主要事業の年間売上高500万元、1元=約21円)以上の文化関連企業の売上高は前年比13.6%増の2兆638億3千万元だった。

 文化産業増加値(付加価値額)の域内総生産(GDP)に占める割合が引き続き上昇した。国家統計局からの情報によると、22年は北京の文化産業の増加値が前年比4.2%増の4700億3千万元となり、伸び率は全国の文化産業を1.5ポイント上回った。同市GDPに占める割合は0.3ポイント上昇の11.3%と省(自治区・直轄市)の中で唯一、2桁となった。文化産業が発展の勢いを蓄え、エネルギーを集める役割は強まり続けている。対全国比も0.1ポイント上昇の8.7%となり、北京は全国の文化の中心としての地位を一層固めた。

 文化産業では新業態が新たな成長分野を育んでいる。新業態の事業を手掛ける文化企業の23年の売上高は16.2%増の1兆3787億7千万元で、文化企業の売上高の伸びを10.9ポイント押し上げた。文化企業の売上高に占める割合は1.5ポイント上昇の68.5%、全国の新業態文化企業の売上高に占める割合は0.2ポイント上昇の26.3%となった。

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