雲南・三刀屋のホテル、4月に着工 「ドーミーイン」展開する共立メンテナンス

4月に着工するホテルのイメージパース

 ホテルチェーン「ドーミーイン」を全国展開する共立メンテナンス(東京都)が、雲南市三刀屋町三刀屋に建設予定のホテルを4月に着工する。営業開始は2025年8月ごろを予定している。

 同社によると、鉄筋コンクリート5階建てで、客室は94室。シングル8割、ツイン2割となる。1階はロビー、日帰り入浴もできる大浴場、サウナなどを配置する。開業後3年間でパートを含む25人程度の雇用を見込む。投資額は約17億円の見通し。

 建設地は国道54号に面し、中国横断道尾道松江線三刀屋木次インターチェンジ近くの1970平方メートル。市と共立メンテナンスが23年3月、土地使用にかかる賃貸借契約を結んだ。

 ホテル事業について市は、21年度を最終年度とする中心市街地活性化基本計画の中核事業と位置付けていたものの、新型コロナウイルス禍などで誘致の見通しが立っていなかった。進出へ向けた交渉を続け、22年に事業化が決定した。

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