ロシアとウクライナ、互いに国境地帯を空爆 民間人避難

[19日 ロイター] - ロシアとウクライナは、19日深夜から20日未明にかけて互いに対して空爆を実施した。国境地帯への攻撃が激化し、双方の市民は避難を余儀なくされた。

ロシア当局によると、ウクライナと国境を接するベルゴロド、クルスク、ボロネジなどの上空でウクライナが発射したミサイルやドローンを防空システムが破壊した。死傷者や大きな被害は報告されていない。

ベルゴロドのグラトコフ州知事は、危険性の高い地区から1200人の子どもが今週末までにロシアの他地域に一時的に移されるとした。

一方、ウクライナ北東部の国境地帯スムイに対してロシアが激しい爆撃を行い、民間人に避難命令が出された。

ゼレンスキー大統領はビデオ演説で、ロシアによるスムイへの「絶え間ない」攻撃を非難。「今月に入ってから、ロシアの航空部隊は既に200発近くの誘導爆弾を投下した」と語った。

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