子どもはママ1人で育てるものではありませんよね。しかし、子育ては母親の役目だと勘違いしている人はいまだにいるようで……。今回は私の友人A子から聞いた、外出時にも子どもの世話をせず、自分の準備に没頭するモラ夫の話を紹介します。
幼い子どものお出かけ準備はすべて妻
A子夫婦には子どもが2人おり、長男は3歳で次男は昨年生まれたばかりです。1番手のかかる時期ですが、休日家族でお出かけするときは、子どもたちの準備はすべてA子が担当しています。
好き放題動き回る3歳と何1つ1人でできない0歳なので、着替えだけでも大変です。歯磨きをさせたり、トイレに行かせたりするのも一苦労……。次男が出発間際にミルクを戻してしまったり、うんちをしたりしても、A子の夫は全く手伝おうとしません。
夫はファッションチェックに余念がない……
A子は何度も何度も夫に子どものお世話を手伝って欲しいとお願いしたり、怒りに任せて注意したりしていましたが、全く直る気配がありません。
なぜなら、家事と育児はいつどんなときも妻であり母親であるA子の仕事だと思っており、夫は自分の準備やファッションチェックに余念がないためです。子どもが生まれる前は夫の洋服へのこだわりもカッコいいと思っていたA子ですが、子どもが生まれた今では時間のかかりすぎる夫の服選びが嫌で嫌で仕方ありませんでした。
「出発するぞー！」どの口が言ってるの？
しかも、子どものお世話を一切しないにもかかわらず、出発の予定時刻になると夫はすかさず「出発するぞーー！」と一言。子どもの準備に時間を取られ、出発時間にA子自身の準備が終わっていないと分かると「もっと早く準備しておけよ！」と余計なことを言い放つ始末……。
「パパみたいになったらだめだよ」
準備を手伝おうとしない夫に心底ムカついているA子は、いつもそんな夫の言葉を右から左へ聞き流しつつ、急いで準備をしています。そして、そのたびに2人の息子たちには「パパみたいになったらだめだよ」と口を酸っぱくして言っています。本当なら夫を教育するべきなのかもしれませんが、聞く耳を持ってくれないのでもう諦めました。
いつか子どもたちが大きくなったら、自分のパパを反面教師にして素敵な男性になってくれることを祈りましょう。しっかり者のA子なら、息子2人を立派な男性に育て上げてくれるはずです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：ichika.K
