青森市にシネコン帰ってきた! イオンシネマ新青森オープン 2年7カ月ぶり

オープン初日、午前中から多くの来館者でにぎわった「イオンシネマ新青森」=20日

 青森市三好の商業施設「ガーラタウン アネックス棟」に20日、シネマコンプレックス(複合映画館)「イオンシネマ新青森」がグランドオープンした。この日は祝日ということもあり、午前中から多くの家族連れなどでにぎわった。

 午前8時のオープン前には、同市内では約2年7カ月ぶりとなるシネコンの復活を待ちわびた多くの市民らが列を作った。同日は、アカデミー賞受賞作「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」をはじめ、アニメ映画など14作品を上映。同館によると、最初の上映時間帯だけで約250人が来館した。

 家族3人で訪れた同市の主婦福田祐美さん(38)は「(閉館した)青森コロナシネマワールドにも来ていたので、待ちに待っていた」と話し、娘の桜菜(さな)さん(佃小3年)も「楽しみにしていたからうれしい」と笑顔。友人4人で最新作を見に来た青森南中2年の松井胡々乃(ここの)さん(14)は「今まではイオン柏(つがる市)の映画館まで行くこともあったから、市内に大きい施設ができてうれしい」と喜んだ。

 同館の松原史了(ふみのり)総支配人は「多くのお客さまからの期待を実感し、非常にうれしい。映画館らしく、家族や友人との思い出づくりの場になれば」と話した。

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