【高松宮記念】外国馬ビクターザウィナーは中京コースで調整…実戦での左回りは初

JRAは20日、高松宮記念(G1・芝1200m)に出走予定のビクターザウィナー(香港)の調教状況および関係者のコメントを発表した。

●ビクターザウィナー(せん6)
天候:晴 馬場状態:良
調教状況(カーチュン・リョン騎手騎乗)
使用コース:芝コース
調教内容:ダク200メートル、キャンター800メートル、ギャロップ800メートル

・カーチュン・リョン騎手
「初めて中京競馬場のコースに入り、新しい環境ということもあって最初は辺りを見回すような仕草をしていましたが、芝コースでの追い切りは最後の方で良い動きを見せてくれましたし、馬の感触も良かったです。香港に比べてやや馬場は硬いと感じましたが、今朝の動きを見る限りは中京競馬場の芝コース、そして初の実戦となる左回りもこなしてくれると思います。これまで逃げて結果を出していますが、やや後ろに控えることもできますし、枠順が重要だと思いますので、それによって戦略も変わってくるでしょう」

「最後の200mは良い動き」

・チャップシン・シャム調教師
「今朝の追い切りでは最後の200mで非常に良い動きを見せてくれました。前走でG1を勝ち、次走として1400メートルのG1(クイーンズシルバージュビリーカップ)も候補になるところですが、この馬の適性は1200メートルにあること、また香港に来る前にオーストラリアで調教されていましたが、その時に左回りで良い動きをしていたこともあり、高松宮記念参戦を決めました。この馬は非常に素直でおとなしく、物事に動じない性格の持ち主ですし、レースでは前目のポジションで一生懸命走ってくれます。枠順は内を希望しますが、具体的なレースプランは枠順が決まってから考えます」

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