上関のこの時期のボラはうまい!住民グループが「寒ボラまつり」

ボラの美味しさを知ってもらおうというイベントが上関町で20日、開催されました。

(高橋キャスター)

「こちらに、ボラが置いてあります昨夜の漁でとれたもの、ということですが60センチから70センチくらいあるでしょうか特大級の、ボラです!」

上関町で開かれた「寒ボラまつり」。

上関の自然を生かした町おこしを目指す住民グループ「上関ネイチャープロジェクト」が開催したもので、ボラの試食やボラの鱗をつかったアート作りなど、ボラの魅力を感じられるイベントです。

(小濱鉄也さん)

「これがボラですね結構重たい2.4キロくらいあるかな70センチくらいあります」

漁師で、ネイチャープロジェクトの共同代表を務める小濱鉄也さん。てっちゃんの愛称で親しまれています。

てっちゃんによると…ボラは水質の悪い水の中でも生きる事ができるためあまりイメージはよくなく…実際、水質の悪い場所でとれるボラは臭みが出てしまうとのこと。

そのため普段は、捕れても「未利用魚」として市場には出回らないそうです。

しかし、上関の海でとれるこの時期のボラは臭みがなく、おいしく食べることができるということ…てっちゃんたちはその美味しさを広めたいとイベントを企画しました。

(小濱鉄也さん)

「是非皆さんにこの美味しいときのボラを食べてもらいたいというのが最初の経緯ですね」「少しでも市場に出回ってそうよね、この時期ボラって美味しいよねと買ってくれれば漁師さんの燃料代になったりそっちの漁師さんの収入の底上げにもなって欲しい」

(初めてボラを食べた人)

「美味しい」

(こども)

「ボラ汁最高」

(高橋キャスター)

「初めて魚を捌くのですが、なんと皮を剥ぐところから始めないと行けないと難易度が高いですね…」

丸々捌くのは難しいため、最後の行程だけ挑戦しました。

最初は骨の上から切ってしまって上手くいかなかった・皮は案外すんなり出来たなど…

(高橋キャスター)

「初めてのボラ捌きいや、魚捌き」

(小濱鉄也さん)

「上出来じゃないですか?63点!」

(高橋キャスター)

「どんな味でしょうか、いただきます甘みがあって臭みとか全然ないですねほんのり脂がのっていますからじわりと口の中に広がっていく感じ鯛に近いようなそんな印象がありますね」

(小濱鉄也さん)

「この時期のボラを来て食べて見て下さい百聞は一見にしかず食べる、見るそうして上関に足を運んでもらえれば」

ボラの旬は、3月いっぱい、その期間は、上関の道の駅でも販売されるということです。

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