パドレス・松井裕樹がメジャーデビュー 2/3回1K無失点、1点リード守る!

◆ ピッチクロック違反取られ課題も残す

楽天からパドレスへ移籍した松井裕樹投手(28)が20日、ドジャースとの開幕戦(韓国・高尺スカイドーム)でメジャーデビュー。2/3回を無安打無失点に抑え1点リードを死守した。

2-1と1点リードで迎えた6回、一死無走者で4番手として登板。先頭の7番・アウトマンに対し2ボール1ストライクから、15秒以内に投球動作に入らなかったとしてピッチクロック違反を取られ3ボール1ストライクとなった。続く4球目が高めに外れ四球。日本時代から指摘されていた間合いの長さに課題を残した。

一死一塁としたが、続く代打のキケ・ヘルナンデスを最後はスライダーで空振り三振。続く9番・ラックスは左飛に仕留めスコアボードにゼロを刻んだ。

メジャーデビュー戦は2/3回で計11球、無安打無失点、1奪三振1四球の内容。ベンチへ戻るとチームメイトと労いのタッチを交わし笑顔を見せた。

松井は神奈川・桐光学園高から2013年のドラフト1位で楽天入り。2年目からクローザーを任され、NPBでの通算10年で236セーブ、防御率2.40をマークした。昨季は59試合に登板し自己最多の39セーブを記録。NPBでセーブ王のタイトルを3度獲得し、昨オフ海外FA権を行使し5年総額2800万ドル(約40億円)でパドレスへ移籍した。

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