萩野公介が“布教”に参加「謎の新興宗教」団体が明かしていた「ウクライナ支援」と“有名金メダリスト”との関係

(写真:杉本哲大/アフロ)

3月18日、シンガーソングライターのmiwaと、元競泳五輪金メダリストの萩野公介氏が、離婚を発表した。

夫婦の間になにがあったのかは、2人の口から語られていない。だが、2023年6月、萩野は妻を置いて「謎の新興宗教」の布教活動に参加していたことを、本誌が報じている。

6月、元競泳選手の北島康介と、元柔道家の吉田秀彦が、東欧・ポーランドから帰国した姿をキャッチ。関係者は、当時、本誌の取材にこう語っていた。

「彼らは、ポーランド在住のウクライナ避難民に向けて『玄米粉』を届ける『世界平和人道支援団』として、5日に羽田空港から出国。8日に成田空港へ帰国しました。店での打ち上げにはいませんでしたが、2人に加えて北島さんの後輩の萩野公介さんも一緒に渡航していたんです」

この活動は、宗教法人「不二阿祖山太神宮(ふじあそやまだいじんぐう)」と、その関連団体「地球(ちだま)と共に生きる会」によるものだという。「世界平和人道支援団」は、2022年6月から活動しており、北島は第1回から海外渡航に参加。吉田と萩野は、今回から名を連ねていた。

当時、不二阿祖山太神宮に「人道支援団」についての活動に問い合わせたところ、広報担当者から、活動を詳細にまとめた資料が届いた。そこには、教団と支援団の関係についてこう書かれている。

《世界平和人道支援団は、天地と共に大調和した人類恒久平和天国文明建設を成就することを目的とする不二阿祖山太神宮のもと、世界恒久平和を願う心ある人々を募り、内外の関係者と手を携え、世界で起きている悲惨な出来事を深く鑑み、国際協力の現場において、お金や物の提供のみでなく、人の魂と苦しみに寄り添い、日本人の「和して共に生きる」生き方と、真心での支援活動を行うことで、世界各国に対して貢献することができるものと確信し、設立致しました。》

資料を見てみると、北島らが玄米粉を届けていると思われる様子の写真も。2022年12月には、ウクライナ・キエフのフードバンクに玄米粉を直接、運んだようだ。

北島と教団の関係性、また活動に参加するようになった背景について、当時、広報担当者は「個人情報の守秘義務のためお答えできません」と語っている。

当時、北島らは出発と到着時に、子どもを含む多くの教団関係者から、見送りと出迎えを受けていた。教団名が記された小旗とTシャツを着て、信者は情熱的な反応を見せていた。北島らと、教祖の渡邉聖主(せいす)氏を信者が囲うように、写真撮影までおこなっていた。

萩野も所属し、北島が社長を務めるマネジメント会社と、吉田が柔道部総監督を務める「パーク24」に、渡航と不二阿祖山太神宮について尋ねたが、どちらも「回答を控えます」と言うのみだった。

“独り身”となった萩野。その目の先にあるのは、やはり「人道支援団」なのか――。

© 株式会社光文社