仮面夫婦を選ぶと待っている「9の地獄」とは

夫婦仲が冷め切っていても離婚を選ばず、そのままの生活を続ける夫婦もいます。

家ではほぼ会話がゼロでも、世間体を気にして外では普通の夫婦を演じているケースも少なくありません。そんないわゆる「仮面夫婦」の方々はどのような生活を送っているのでしょうか。地獄ともいえるシチュエーションを9つご紹介します。

仲良し夫婦に見えても家では会話ゼロ…仮面夫婦を選ぶと待っている地獄

1:出かけるときだけは仲の良さそうな夫婦を演じないといけなくなる

「仮面夫婦」というのは、その言葉のイメージ通り、他人からは普通に見えても、実際には夫婦仲が冷め切っている状態。何か大きな原因があったわけではなくても、ただお互いに愛情が冷め、義務感で夫婦を続けているだけということも。

しかし、家では会話がなくても、外では仲が良さそうな夫婦を演じているパターンの方が多いのではないでしょうか。

特に世間体や周りからの評価を気にしやすい人の場合は、友人の前では「素敵な夫婦」を演じたりSNSにその様子をアップすることも。

2:夫が毎月払ってくれるお金にしか興味がなくなる

夫の不倫やモラハラなどにより、本当は離婚したくても経済的な安定のために結婚生活を続けている場合は当然、夫ではなくお金にしか興味がなくなってしまいます。

家にいる間もとにかく同じ空間にいるのを避け、「夫がなるべく家にいないでほしい」「単身赴任になってほしい」と願うことも……。

3:挨拶すらしなくなり、夕飯がいらないなどの会話を事務的にするだけになる

「仮面夫婦」というくらいですから、日常の挨拶などはもちろんのこと、家庭内での会話はほとんどありません。ただ夕飯が必要かどうかや、出張の予定などの事務的な連絡がくるだけで、返信をするとしても「了解」程度。

また、直接ではなく、子どもを介して必要事項を伝達するという夫婦もいます。

4:まともな会話は親が参加する子どもの行事などの話だけになる

子どもの行事は仮面夫婦にとっては地獄のよう。子どものためには両親そろって参加してあげたいですし、他の子の親もいる手前、仲のいい両親を演じるしかありません。

無理に笑顔を作り、帰ってきてどっと疲れることも。入学式や卒業式などのシーズンは憂鬱になってしまいますね。

5:お盆やお正月は相手の実家に帰省せず別々に過ごすようになる

両親を心配させないために、敢えて何事もないかのように一緒に帰省をする仮面夫婦もいますが、その必要がなければわざわざ相手の実家には帰省しないというパターンも多いもの。

義実家への帰省はそれでなくても気が重いものですし、お互いにメリットがあるのかもしれません。それぞれに帰省すれば、思う存分リラックスできますね。

6:家族写真を撮らないので、子どもと二人の写真しかなくなる

仮面夫婦になると家族で出かけることも少なく、それに伴い家族での写真も撮らなくなります。いつの間にか写真は子どもと二人のものばかりに。

SNSなどで他の家庭の仲の良さそうな写真を見ると胸が苦しくなることもあるかもしれません。

7:誰かの離婚話を聞くと、離婚できない自分が嫌になる

友人が離婚をしてスッキリしたり、幸せそうにしてたりしていると、「なぜ自分は仮面夫婦を続けているのか…」「自分も離婚すればよかった…」と自己嫌悪に陥ることも。

しかし、仮面夫婦になる道を選んだのには何らかの理由があったはず。それらを思い出し、やっぱり違うと思うのであれば、自分の未来をもう一度考えてみてもよいのではないでしょうか。

8:スキンシップもしたくなくなるので、セックスレスになる

愛情のなくなった夫婦にとって、スキンシップなど考えられないことです。寝室も別で、家庭内別居のような状況になっていれば、セックスレスになるのは当然でしょう。

そのため、お互いに不倫に走っているケースも。しかし、今後離婚の可能性がある場合、不倫がバレると不利になってしまうことをお忘れなく。

9:家にいても、夫がいるときは空気が悪くてリラックスできなくなる

仮面夫婦にとって、とにかく家庭そのものが地獄のようなもの。夫が帰宅すればピリピリした雰囲気になり、リラックスとは程遠くなります。妻は必要なことを淡々とこなすだけで、あとはスマホやテレビを見て気を紛らわせていることが多いよう。

また、夫側も食事が終われば自室にこもりきりというケースも。夫婦というより、ただの同居人といった感じで虚しくなってしまいますね。

想像するだけで息がつまりそうになってしまいますよね。「最近夫との会話が減っている」「夫への興味がなくなっている」という人は仮面夫婦予備軍かも。早目の対策をおすすめします。

(ハピママ*/ 平野 鞠)

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