大谷選手へ声援熱く 奥州でPV 米大リーグ開幕戦

大型スクリーンに映し出される大谷選手を応援する来場者

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(花巻東高出)の出身地・奥州市で20日夜、韓国での今季開幕戦を観戦するパブリック・ビューイング(PV)が催された。会場の市文化会館(Zホール)には、ドジャースのユニホームシャツを着るなどしたファンら約250人が詰め掛け、大型スクリーンに映し出される試合を見ながら大谷選手の新天地での初戦を見守り、活躍を願って声援を送った。

 大谷選手のドジャース移籍後初のPVで、同市とNHK盛岡放送局が主催。対戦したパドレスはダルビッシュ有投手が先発し、日本人対決にファンも興奮を隠せない様子。父親と参加した児童は試合前に「たくさんホームランを打ってほしい。今年もいっぱい応援する」と話した。

 来場者は、2番指名打者(DH)で出場した大谷選手が打席に立つたびに、スティックバルーンを打ち鳴らすなどして「頑張れ」「打って」などと応援した。

 会場にはプロ野球・日本ハム時代の大谷選手の同僚で、大リーグでもプレーしたNHK野球解説者の田中賢介さんがゲストに招かれ、「大谷選手は今年もやってくれるだろう。三冠王とワールドチャンピオンになってほしい」と語った。

 倉成淳市長は「今年も大谷選手に故郷から熱い声援を送ってほしい」と来場者に呼び掛けていた。

© 岩手日日新聞社