利便性が向上 花巻PAスマートIC開通 事業化から4年半 セレモニーで祝う

開通したばかりの花巻PAスマートIC下り線のETCゲートを通過する車両

 県と花巻市、東日本高速道路が建設工事を進めてきた東北自動車道の花巻PAスマートインターチェンジ(IC)が20日、開通した。県内5カ所目のスマートICで、事業化から4年半で完成。道の駅はなまき西南、北上工業団地や今秋に一部分譲開始予定の(仮称)花南産業団地、県立中部病院(北上市)に近く、利便性向上や地域の活性化、企業誘致の促進、救急医療へのアクセス向上が期待される。

 市文化会館で行われた開通式には国や県、市などの関係者をはじめ、国会議員や県議ら来賓を含め58人が出席。大償神楽の権現舞で開会し、関係者がテープカットを行い、くす玉を開いて開通を祝った。

 席上、達増拓也知事は「開通が生産性の向上や県民生活の安全・安心の確保に寄与すると確信している」とあいさつ。上田東一市長は「高速ネットワークの強化による効果を十分に生かし、さらに地域の発展につなげる」と誓い、田仲博幸東日本高速道路東北支社長は「スマートICが地域から真に愛されるものになれば」と願った。

 

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